高級店は敷居が高いって?

【大阪・あびこ】の大人のためのマナースクール

kiyoraフィニッシング マナースクールです。

 

「敷居が高い」と言う言葉をよく耳にしますが、

大体が、本来の意味とは違う使われ方で使われています。

本来の意味と、変わっていく言葉について考えてみました。

敷居が高い本来の意味

敷居が高いの本来の意味は、

不義理や面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい。

〈引用:goo国語辞書

と言う意味なんですが、

「高級な場所、上品すぎる場所で入りにくい」

という意味で使われることが多いですよね。

そもそも日常で本来の意味で使う状況が、

あまりなさそうと思いますが、いかがでしょうか?

 

さて、この本来の意味ですが、体感している通り

すでに新しい意味と使われ方が逆転しているようです。

敷居が高い(例文:あそこは敷居が高い。)
(ア) 相手に不義理などをしてしまい,行きにくい・・・・・・・・・・・・42.1%
(イ) 高級過ぎたり,上品過ぎたりして,入りにくい ・ ・・・・・・・・・45.6%
(ア)と(イ)の両方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10.1%
(ア),(イ)とは全く別の意味 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3%
分からない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.9%

〈引用:文化庁 平成20年度「国語に関する世論調査」の結果について

この調査は平成20年と言うことですから、

平成31年の今なら、もっと逆転しているしているかもしれません。

もはや「あのお店は高級すぎて、敷居が高い」

という使い方は誤用とは言えないようです。

 

 

ちなみに、敷居は踏むものではなく、跨ぐもの…

そんなお話は教養・マナーレッスンでお伝えしています。

 

本来の意味と新しい意味

この「敷居が高い」に限らず文化庁の調査では、

「本来の言い方と本来の言い方ではない」と言う区別をしています。

「正しい言い方と、間違えた(正しくない)言い方」

ではないんですね。

 

世間で言いやすい言い方、馴染みやすい言い方が広まり、

そのあと、辞書に載ることになるのでしょう。

ただし、試験では、辞書に載るまでは

間違いになると思いますから、注意してくださいね。

知ったかぶりが間違いの因

世間に広まる言い方、意味が必ずしも間違いではなく、

新しい言い方、意味として広まり認知されていくと言いましたが、

 

なんでもかんでも新しい言い方を取り入れることは、

品格のある大人の言葉遣いとは、一致しません。

 

全ての言葉の本来の意味を確かめてから…とまでは言いません。

林修先生ほどの方でなければ、

それほど詳しい方もいらっしゃらないでしょうしね。

 

ですが問題は、意味もわからず、調べることもせずに、

勝手な解釈で使ってしまうことです。

 

使っているうちに、なんとなく自分の中で納得してしまい、

正しい使い方だと思い込んでしまうんですね。

そうすると、なんとなく知ったかぶりで言葉を使うようになる。

それは、ちょっと恥ずかしいと思いませんか?

 

新しい言葉に出会ったら、

どんな意味か、どんな成り立ちかを知ろうとすること。

理解した上で、その言葉を使うのが、

品格ある大人の言葉遣いですね。

 

知ったかぶりをするよりも、

知らないことを、教えてほしいと聞く姿勢の方が、

よっぽど、素敵な大人だと思いませんか?

 

4月19日(金)名古屋で敬語講座をします。

お気軽にお問い合わせ下さいませ。

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