お茶の経験がない方は懐紙と言われても馴染みがないですよね?
私がそうでした。
知れば使ってみたくなる?懐紙についてお伝えします。
目次
懐紙ってなんでしょう?
懐(ふところ)に紙と書きますので、まさに懐に入れておく紙です。
着物の懐に入れておいて、いろいろな用途に使用したとか。
茶道の世界では、難しい決まりがあるのでしょうが、
普段使いなら「かたいこと言うなよ」ってな感じで
自由に使ってしまいましょう。
絶対に必要な物なの?
「大人女子におすすめ」だとか、
「上品な女性の必携アイテム」なんて、
懐紙が紹介されているサイトも多く見かけます。
でも、実際に使用されている方をあまり見かけたことはないんですよね。
「絶っっっ対に必要な物なの?」と問われれば、
日常生活では「そこまで必要ではない」と思います。
懐紙は、必ずなくてはならないものではなくて、
あれば便利な物だと思います。
懐紙って、何に使うの?
懐紙を何に使うかというと、
一言では言えないくらい様々な使い途があります。
まず、スクールでお伝えしているのは、
和食を食べる時の受け皿として使用する方法。
その他、敷く・拭く・覆う・包むなどのほかに、紙として書くこともできます。
敷く
□お菓子の下、あるいは揚げ物の下に敷きます
□コースター代わりにグラスの下に敷く
拭く
□食事中汚れた指先、箸先などを拭う
□テーブルにちょっとこぼしてしまったお醤油など、そっと拭き取る
覆う
□口に入ってしまった種や骨を出すときに口元を覆う
□お皿に残した骨などを覆う
包む
□お菓子を持ちかえるときに包む
□お金を渡すときに包む
書く
□メモ代わりに
□一筆箋、メッセージカード代わりに
と、様々な使い途があります。
私の経験では、バーで隣り合わせた外国人のカップルと、
会話を交わしたのですが、私の拙い英語では伝わりづらかったため
サッと懐紙とボールペンを出し、メモ代わりに書きながら会話をすることができました。
発音が悪くても、つづりをみればわかることもありますよね。
その懐紙が、桜柄で日本風のものだったので、
「もらっていい?」と持ちかえられていましたよ。
コミュニケーションに役立つのも良いですよね。
どこで買えるの?
生徒さんから「どこで買えるのですか?」と質問がありました。
懐紙というものの存在を意識していないと、
見かけることはないかと思いますが、
デパートの文具売り場などでも結構売られています。
なんと100均でも売られていますよ。
懐紙には色んな柄があり、日本の象徴的な柄から洋風の物、
季節感のあるものなど様々あります。
中川政七商店←懐紙入れも可愛いです
たくさんの種類から選ぼうと思うと、
やはりネットで探すのがお手軽かなと思います。
懐紙にもっと興味が出てきたあなたはこちらもどうぞ。
実用的な折り紙が好きな方にもおすすめです。
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