お箸の持ち方が正しいとか、間違っているとか以前に、
お箸の使い方で、やっちゃダメなことっていくつかあります。
それが、【嫌い箸】や【忌み箸】と言われるものなんですが、
これは、ついやっちゃてるなぁ~
と思うこともあるハズ。
今は、大勢でお食事をする機会は少ないでしょうから、
この機会にチェックして、身に付けておいて
将来に備えておかれると良いですね。
これもダメなの?と思う箸使いのタブー3選
よく見かけるけれど、実はマナー違反なんですよ
というものを3つご紹介します。
1.もろおこし
器と箸を同時に持ち上げることです。
食事を始める時、まず右手(利き手)にお箸を持ち、
同時に反対の手でお茶碗を持つ・・・これ、日常的にしていませんか?
正しくは、両手で器を持ち上げてから、次にお箸を持ちます。
2.拝み箸
満面の笑顔で「いっただっきま~す」のその時、
合わせた手にお箸を挟んでいる・・・
という光景を見たことはありませんか?
実は、これもマナー違反なんです。
3.受け箸
「おかわり!」と元気よくお茶碗を差し出し、
反対の手にお箸を持っている・・・これもマナー違反。
おかわりを焦って要求しているようでよくないとの事なのです。
さらに、おかわりの時のマナーでは、
お茶碗に一口分のご飯を残しておく、というものあります。
ですが、こちらは実践するのは勇気がいりますよね。
お相手も、そのマナーをご存知でないと、
逆に「まだ残ってるのに、めちゃ欲しがるやん」と思われかねませんもん。
・・・と思うのは、私だけでしょうか?
知ってる人も多い?からこそ注意したい箸使いのタブー
返し箸(逆さ箸)
大皿料理を取ろうとして、取り箸が用意されていない時に
お箸をひっくり返して、自分が口を付けていない側で取ることです。
不衛生だからと、気を使っているのはよくわかるのですが、
手に持っている側を料理に付けるというのも、
実は不衛生ということなんです。
もっとも、このご時世では、
大皿料理というのはあまりなくなるかもしれませんけどね。
取り皿が用意されていない時はどうしましょうか?
お店であれば、取り箸を用意してもらうよう声を掛けましょう。
ホームパーティーなど、ご自宅であれば、
取り箸を用意してもらうようお願いしても良いですが、
無理なら、
主催者の方や、目上の方がどのようにされているのか、
様子を観察しましょう。
その方々の様子にあわせてマネをするのが、その場の正解です。
まとめ
お箸に限らずマナーはルールではありませんから、
絶対的な決まりではありません。
礼儀作法や、
国際標準のマナーというものもありますが、
マナーを語るときには相手への思いやりがなければなりません。
「マナーではこうきまっているから」といって、
その場の雰囲気を乱したり、
誰かに恥をかかせるようなことがあれば、
それが一番のマナー違反となります。
とはいえ、思いやりを持って合わせる余裕のある人に、
品格が宿るのであって、
ハナっから何も学ぶ気もなく
「自分に合わせてねー。それがマナーでしょうが」
なんていう人は、品性を疑われてしまいます。
特にお箸の扱い方や、食事の様子には、
育ちや、性格が表れるというもの。
基本的なマナーは、習得しておいて損はないですよ。
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