浴衣の襟合わせどんな意味がある?看護師さんは知っておいて損はないですよ

【大阪 あびこ】大人の女性のためのマナースクール

kiyoraフィニッシングマナー スクールです。

 

楽しい夏まつり、花火大会、浴衣でお出かけの方も多いですよね。

浴衣を着ている方たちは、みんな楽しそうで、

見ているこちらも嬉しくなります。

ただ先日、襟合わせを間違えている方を見かけました。

どうして差し上げることもできない私は、

だまって見送るしかなく切ない想いをいたしました。

浴衣や着物の正しい襟合わせと、なぜ間違えるといけないのかをお伝えします。

正しい襟合わせは右前・・・ってどっちが前なの?

「正しい襟合わせは右前」と言われますが、

そもそも普段から和服を着慣れていないと、

右前と言われても「え?前?誰から見た時の話?」なんて余計に混乱しませんか?

自分から見て手前が右が正解です。

相手から見て、小文字のyまたはカタカナのソっぽくなっていれば正解ですね。

私は右手をはさめる方と覚えています。

そして、階段を上り下りするときや、

風が吹いて裾がめくれるのが気になるときに、

そっと添えやすいのが右手だと正解ですね。

左手を添えないといけない時は、逆になっているということです。

(ちなみに着物の襟合わせは男女共通です)

外に出てから、逆だと気付いてもなかなか直せませんけどねぇ。

ということで、襟合わせを逆にしてしまうという話で思い出すのは、

こちらの和歌山の本田先生のブログです。

慈愛に満ちた本田先生のお人柄が表れていますし、

マナーの原点というか神髄を教えてくださっていると感じ、

身が引き締まります。

 

なぜ、逆するのはダメなの?

では、逆の左前にするのはなぜダメなのでしょうか?

それは、日本の文化に答えがあります。

この世とあの世は逆になっているという考えから

亡くなったら、すべて逆にする風習があります。
(地域によって違いはあるようです)

水をお湯を入れるときには先にお湯からいれなさいとか

縦結びはダメとか

子供の頃に注意されたことはありませんか?

私は祖母から言われていました。

それらは逆さごとと言われます。

ですので、襟合わせを反対にしてしまうのは、

亡くなった方の着方ということになります。

例えば、結婚式などおめでたい席で左前にしてしまっていると、

縁起が悪いと怒られるかもしれませんし、

お盆の時期に浴衣で左前だと、あの世から来た誰かに連れて帰られる・・・

なんて怪談話になってしまうかも?

 

病気療養中の方には特に注意を払って!

あの世とこの世を分ける逆さごとという風習ですが、

「和服の襟合わせ以外では自分には関係ないわ」と

興味を持てない方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

ですが、普段から高齢の方と関わる機会の多い方、

病気療養中の方と関わる機会の多い方、

すなわち、看護師さん達や介護職の方々には、

ぜひぜひ頭に入れておいてほしいんです。

お若い方より高齢の方の方が、

逆さごとについて気にされる方も多くいらっしゃるでしょうし、

病気療養中の方は、縁起が悪いことに敏感な方もいらっしゃるでしょう。

そういった方々に、不快な思いをさせないように、

何が縁起が悪いのかを知っておくことも大人のたしなみかと思います。

更衣を介助する時には、

よもや左前にするなんてことのないように、

(和式寝衣を着られる方に出会うことはマレかもしれませんが)

まさか紐の結び目が縦結びにならないように、

(紐付きの病衣はまだまだありますよね)

意識して介助なさってくださいね。