他人ごとじゃない!看護師のセクハラ問題

人付き合い

セクハラが問題になっていますね。

海外の映画業界から、国内の官僚まで問題はさまざまですが、

看護師も他人ごとではありません。

被害にあわれたことがある方も多いのではないですか?

 

エレベーターで起きたセクハラ被害

ある夕方、エレベーターから、

 

逃げるように降りてきた、後輩ナース。

詰所に駆け込み「聞いてください!」と、半泣きで訴えたのは・・・

歩行器を使用されている患者さんと

エレベータに乗り合わせ、

2人きりになった時

患者さんがふらついたので、支えようと近付くと

ガシッと胸をつかまれたそう。

普段は、病室で気軽に話していた患者さんですが、

エレベーターという密室で、そんなことをされて

とっても怖かったということでした。

なんてことだ!と憤慨した私たち仲間は、

注意してもらおうと、主治医に報告すると

「ふらふらになっている人に、そんなことされるなんて、

よっぽどどんくさいな」と一笑に付されました。

こけそうになったところを支えてくれた

看護師の体を触るなんて、言語道断。

それを振り払えば、転倒させることになるわけですから、

逃げられないとわかっていてするなんて、本当にひどいと思います。

 

さらにひどいのは、男性医師の無神経さ。

こういう理解の無さにも問題がありますね。

 

 

ベッドサイドで起きたセクハラ被害

ベッドで患者さんが寝ている状態で、

 

作業をすることは多くあります。

点滴を調整したり、

頭上の酸素や吸引器の作業をしたり、

体位を交換したり、衣服を整えたり、

看護師の視線と意識がそれているところを狙って・・・

ということがあったんです。

その被害にあった看護師は、

ベッドサイドで作業中、患者さんの上に、

かぶさるような姿勢になった時、

サッと胸を触られたとのこと。

「もう、あの部屋に行きたくないです」

と、泣いていましたが、

当の患者さんは、「触ってないわ!」と

他の看護師に無実を訴えていました。

 

 

自分の身を守るためにできること

世間で話題になっていることを見てもそうですが、

 

被害にあった人の気持ちが

なかなか理解してもらえないという問題もあります。

 

もちろん、相手に逃げ場がないことを知りつつ

性的な嫌がらせをするということ

そのものが悪いのですが、

被害にあってから、周りが理解してくれない

あるいは

「自分も、その気にさせることしたんじゃないの?」

なんて心無い言葉をかけられることもある。

そういった悲しい想いをすることが無いように、

自分の身を守ることが大切だと思います。

 

優しくて、親しみやすいのは良いことですが、

公私のけじめをつけた言葉遣いをしているか、

距離は近すぎないか、

 

自分からだけの視点ではなく、

周りから見てどうかということが重要です。

 

許してもらえそうな相手か試されている?

私が二十歳そこそこだったころ、

ふとお尻になにか触れるような感覚があり、

振り向くと年配の医師が、驚いて

「あ、ごめん間違えた!」と謝ってこられました。

 

その医師は、よくお触りすることで有名だったんですが、

それを冗談にして怒ってくれるくらいの

ベテラン看護師を選んで触っていたんですね。

 

同じ年頃でも、それを許さない看護師には絶対にしませんでした。

 

それを思うと、

実際は嫌だけど、空気を悪くしたくないからと

我慢していた人もいるかもしれないわけで、

その行為自体はセクハラであり、

良くないことに変わりはないです。

 

ダメなことに変わりはないですが

セクハラする側も、してもよさそうな相手か、

できそうな状況かを見ているということですよね。

 

看護師だけでなく、

介護やリハビリにかかわるお仕事の方は、

身体に触れる機会が多く、

被害にあう可能性もあるかと思います。

 

ニヤニヤしながら、卑猥なことを話してくるという場面も

本当にしょっちゅうありますからね。

そういったところから、

反応を見て、エスカレートしてくる。

そうならないように、

相手の考えを考えるにはすごく時間がかかります。

 

自分を守るために、毅然とした態度で振る舞うこと。

そして、周囲に相談して、

一人で抱え込まないようにしてほしいと思っています。

 

(患者さんにかぶさるような姿勢にならないように、

環境整備をしておくことも必要ですね)

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